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……イヤだと言っても、病院送りです。
けれど「あぁ、今日も痛いなぁ」や「なんか違和感がある」「何となく不調」の時は?
レントゲンにうつらない不快感は、原因がはっきりしない分、気持ちにまでそのどんより感が共有されてしまいますね。
病院では「異常なし!」と言われた「でも痛いんですって!」の解決に役立ってくれそうな「整体」「カイロプラクティック」「接骨院」、さて、どこをを選ぶべきなのでしょうか?
身体のモヤモヤと「だからどれがどうなの!?」 のモヤモヤ解消のため、それぞれの違いをご解説いたします。あなたの身体が求めている真実とは?!
お身体、ご気分共にサッパリしていただければ幸いです!
目次
整体とカイロプラクティックと接骨院の違いを超簡単に♪
身体の不具合を改善する、という共通点はあるものの「整体・カイロプラクティック」は施術者に国家資格取得の義務はなく、「接骨院」の場合にのみ「柔道整復師」という厚生労働大臣による国家資格が必要となります。国家資格を得て行われる接骨院での治療は「法で認められた医業類似行為」、国家資格を必要としない整体とカイロプラクティックは「法に基づかない医業類似行為」と呼ばれる、いわゆる民間療法です。
この違いは健康保険が使えるかどうかの違いにも繋がってきますね。
公的に認められた機関でなければ、保険適用外、つまりこの中で健康保険を使えるのは「接骨院」のみです。
システムや施術者の資格の有無等、分かりやすい違いは上記のようなものとなりますが、実際にどこかに不調を抱えている人にとって、そこは二の次です。
ともかく少しでも痛みなどの不快感を軽減してもらえるなら、国家資格の有無より先生や施術者の腕前の方が気になりますね。
……自分の症状にはどこが適しているの?
では、それぞれの治療法の特徴や考えを見ていきましょう。
整体とは?
文字通り「身体を整える」施術を施してくれる『整体』。骨格の歪みやズレを元に戻すことで、不具合の改善をはかります。
骨格が正常な位置に戻れば、血液やリンパの流れも良くなり、身体の痛みや不快感等も改善されていく、というのが基本の考えです。
施術には主に手足が使われますが、稀に道具を使うなど、様々な方法があります。
というのも、整体とは、海外から入ってきた「手技療法」のいくつかをミックスし、日本人に合ったアレンジを繰り返しながら発展してきたものだからなのです。
民間療法のため、整体師が独自の考えに基づき、より良いものにアレンジを加えていくことは、法的にも問題のないこととなっています。
発祥はおよそ2000年前の中国。「推拿(すいな)」と呼ばれたものがルーツではないか、というのが有力な説です。
ちなみに「整体」が国家資格制度のあるもの、また医療行為として認められるためには「施術を施す部位や手技、方法論が一つに統一される」ことが条件の一つ。
整体師さんがせっかく凝らした工夫がむしろ仇となってしまったかのような結果ですが、「身体を治すのは患者さん本人の力。整体は、その治ろうとする力を高められるよう、一緒に歩んでいくものだ」というスタンスにはたとえ医療行為とは呼ばれなくても、心強いものがありますね。
カイロプラクティックとは?
もともとは背骨の歪みを調整することで体の不具合を改善する、というところから始まった「カイロプラクティック」は、1895年アメリカで誕生しました。『手の技』という意味を持つ言葉です。背骨を矯正することでエネルギーがしっかり流れるようになり、それが病気の予防にも繋がる、という考えですね。
今では背骨の矯正のみ、という施術者は、カイロプラター全体の一割程度。整体同様、現在では流派も様々に分かれています。
小顔効果やO脚改善や、骨格を矯正することでダイエット効果が得られる、などとして広く知られるところとなった「カイロプラクティック」。
発祥の地アメリカを始め、世界40か国で法制化され「神経筋骨格系の専門医療」として確立されていますが、残念ながら日本ではその限りではありません。
しかし民間医療の括りではあるものの「医学、解剖学、科学」に基づいているため、調子の悪くなった理由や、よくなるための方法等をはっきり説明することが可能、と言われています。
また、東洋医学との違いとして(アメリカ産です)、改善への対処が一つではない、という点も挙げられます。
流派やそれぞれの院での施術方法には違いもありますが「肩こりや腰痛の改善、また、血流やリンパの流れをよくして病気の予防とする」という目的は共通です。
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接骨院とは?
◆動画どうぞ♪『柔道整復師とは』整骨院、骨つぎ、などとも呼ばれる「接骨院」は国家資格取得者である「柔道整復師」が治療を施すところとなります。
公的に認められた機関なので、保険の適用はOKです。
が、それは「受領委任」といって、保険の給付の受け取りをサービス業者にお願いし(委任)、そのため患者さんは接骨院での支払いが自己負担額だけで済むようになる、といったシステムに則ったものとなります。
支払いの際、委任に対する了承のサインを求められることと思いますが、上記システムに必要なものです。怪しい使われ方などはされませんので、どうぞご安心ください。
交通事故でのムチ打ちや、労災の治療などには保険は適用されますが、慢性疲労などへの対処では、適用外となってしまいます。
慰安的なマッサージは医療行為とは認められておらず、そして保険とは医療行為に適用されるものだからです。
けれど痛みのある人を少しでも楽にしてあげたい気持ちは接骨院でも変わりません(変わらないはずです)。
整体院等を併設している接骨院が多いのはそのためです。
併設された整体院がない場合でも、相談してみることをお勧めします。実費とはなりますが、ほとんどの接骨院ではしっかり対処してくれるはずです。
患者さんの身体の不調を、少しでも取り除いてあげたい、という思いは、どこも一緒のようですね!
整体とカイロプラクティックと接骨院の違いを詳しく解説
さて「すべては患者さんの不具合のために!」と日々頑張ってくれているそれぞれの施術法の特徴や基本となっている考えなど、大まかな概要をご紹介しました。それでは続いて、比較も交えつつ、違い等を詳しく見ていってみましょう。
何をしてくれる?
◎整体: 手技を使った代替医療
◎カイロプラクティック: 本来なら主に背骨の歪みの矯正を目的とした指圧療法
→ 日本では民間医療全般を指し「整体」とされ、その中で主に脊椎に関するものを「カイロプラクティック」とする、という向きもありますが、実際にはしっかりと整体との区別はなされていないのが現実です。
◎接骨院: 柔道整復師が柔道整復術を施してくれます
◎カイロプラクティック: 本来なら主に背骨の歪みの矯正を目的とした指圧療法
→ 日本では民間医療全般を指し「整体」とされ、その中で主に脊椎に関するものを「カイロプラクティック」とする、という向きもありますが、実際にはしっかりと整体との区別はなされていないのが現実です。
◎接骨院: 柔道整復師が柔道整復術を施してくれます
得意分野
◎整体・カイロプラクティック: 腰痛やぎっくり腰のような急性の痛み / 首や肩、腰、膝、関節痛、背中の張りのような慢性的な痛み / 骨盤や背骨の歪み / O脚改善、小顔効果等、美容系 / スポーツ障害、スポーツ前後の調整 / 不定愁訴 など◎接骨院: 急性の捻挫、打撲、挫傷など / 骨折も保険適用で見てもらえますが、そこは病院に行くことを強くお勧めします!
→ ケガや事故などにあった場合でも、4週間以内までの急性のものは「接骨院」へ、その痛みがついに慢性化してきたリ、昨日今日始まった痛みではないものは「整体・カイロプラクティック」へといった感じでしょうか。
不定愁訴とは?
病院での検査では異常が認められないにも関わらず、依然として痛みや違和感などを伴う状態を指します。もちろん気分的なこともあり得ますが、実際、腰痛などの8割はいわゆるお医者さん(整形外科等)では原因不明とされます。
よって、処置の施しようがないわけです。
骨には異常は認められない(西洋医学である病院の検査では)とされても、筋肉の張りが痛みの原因だったりする場合もあります。
そういったものには「整体・カイロプラクティック」での施術は大変有意義なものとなります。
健康保険は使える?
◎整体・カイロプラクティック: 使えません◎接骨院: 使えます。ただし、慢性的な疲労に対する慰安的なマッサージ等には保険は適用されません。併設された整骨院か、相談の上、実費での施術でお願いします
資格は?
◎整体・カイロプラクティック: ありません◎接骨院: 「柔道整復師」という国家資格が必要です
資格がないとどうなる?
それぞれ工夫を凝らしたアレンジで施術を施すことができます。もちろん悪い面としては「ピンとキリの差が大きい」ということが挙げられます。
「キリ」タイプの整体師、カイロプラターが増えれば当然「整体・カイロプラクティック」のイメージの平均値は下がってきます。
けれど、そこはもはや『資格』の問題ではなく、学ぼうとしない個人の問題かと思いますがいかがでしょう。
「接骨院」と「整体・カイロプラクティック」の関係
「接骨院」は元々、骨折や脱臼などの治療院として生まれました。現在の「整形外科」のようですね。けれど、腰痛や肩こり、関節痛などの慢性化してしまった症状を治すのに、当時の接骨院で保険治療として認められていた方法では限界がありました。
医療行為として認められるには、目に見える形で(レントゲンなど)、原因がはっきりと提示される必要があるのですね。
そこで先ほどの「すべては患者さんの不具合のために!」的なスタンスをもって、接骨院内で整体やマッサージを行えるよう施設を整え始めた、と言われています。
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終わりに……
今でこそ、一番の違いに「国家資格の有無」などが挙げられるようになりましたが、医療行為での対処では限界があったからこそ、それでも治したい、という気持ちが、あえての無資格での治療を選んだ、とも言えそうです。鈍痛は命に別状はないかもしれませんが、激痛よりも長引くもの。あらゆるポテンシャルが下がりまくります。
実費も痛いですが、身体の痛みと相談して、時には整体やカイロプラクティックに頼ってみるのも一つの手かもしれませんね!
事前に電話やメールなどで問い合わせ、充分に納得してから来てもらうことを、施術者側も望んでいます。
「めんどくさい患者だなぁ」などと思われたらどうしよう、などの心配は無用ですので、ご安心くださいね。
いかがでしたでしょう。
少しでもモヤモヤ解消のお役に立てていたらうれしいです!
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